ローヘイ(Yu Sheng、魚生)は、シンガポールやマレーシアで春節(旧正月)に人気のある料理で、繁栄と幸運を願って食べられます。
春節は中国の旧暦に基づくお祝いであり、その期間は毎年少し変動しますが、一般的には1月下旬から2月の初めにかけて始まります。
ローヘイってどうやってやるんだ?
食材は何が入っているんだ?
ということで、今回はローヘイについて解説していきます。
ローヘイ(Yu Sheng)とは
ローヘイとは、さまざまな色と味の野菜、魚(特に生のサーモン)、その他の食材を組み合わせたもので、各食材は特定の祝福や願い事を象徴しています。
ローヘイをする際には、食材を高く持ち上げながら、吉祥の言葉を唱えます。
ここに一般的な食材の加える順序とそれに伴う掛け声を示します。
ローヘイの食べ方(ルール)
ローヘイ(Yu Sheng)を食べる際には、特定の習慣や”ルール”があります。これらは主に祝福とこんごの生活を祈念するために存在します。
混ぜる前のルール
食材の加え方は各食材を一つずつ加える際には、それに対応する祝福の言葉を唱えます。
これは幸運を招くための重要なプロセスです。
ローヘイ(混ぜるプロセス)
✔全員が参加:テーブルを囲む全員が箸などを使って、食材を高く持ち上げて混ぜます。
✔掛け声:食材を持ち上げる際には、「恭喜発財」(繁栄と富を祈る)や「万事如意」(すべてが思い通りになるように)など、吉祥の言葉を大声で唱えます。
✔高く持ち上げる:食材をできるだけ高く持ち上げることが推奨されます。
これは、持ち上げる高さが直接その年の運の高さを象徴すると考えられています。
ローヘイ!ローヘイ!と声を出して言いましょう!!
その他の習慣
✔写真を撮る:最近では、食材を高く持ち上げる瞬間を写真に収め、その楽しい瞬間を記録することも一般的です。
✔清潔さを保つ:食材をテーブルにこぼさないように注意します。こぼれた場合は、それが運や祝福がこぼれることを意味するとされているため、きれいにしておくことが重要です。
ローヘイ!ローヘイ!以外にも食材ごとに色々ある?!
食材紹介とその掛け声紹介
食材を混ぜる時の掛け声だけでなく、各食材にも名前とその時の掛け声があるようです。
魚(生魚)
掛け声: 「年年有余(ニェンニェンヨウユ)」
意味: 毎年余裕がありますように、または豊かさが続きますように。
ポメロ
掛け声: 「大吉大利(ダージーダーリ)」
意味: 大きな幸運と大きな利益をもたらしますように。
ペッパーとシナモンパウダー
掛け声: 「招財進宝(ジャオツァイジンバオ)」
意味: 財を招き富を進めますように。
油
掛け声: 「财源广进(ツァイユアングァンジン)」
意味: 財源が広がり富が増えますように。
キャロット
掛け声: 「鸿运当头(ホンユンダントウ)」
意味: 幸運が訪れますように。
緑の大根
掛け声: 「青春常驻(チンチュンチャンジュ)」
意味: 常に青春でいられますように。
白い大根
掛け声: 「风生水起(フォンシェンシュイチー)」
意味: 事業が順調に発展しますように。
ピーナッツの砕片
掛け声: 「金银满屋(ジンインマンウ)」
意味: 家に金銀が満ち溢れますように。
セサミ
掛け声: 「生意兴隆(シェンイシンロン)」
意味: ビジネスが繁盛しますように。
深炒花生粉
掛け声: 「家居安康(ジアジュアンカン)」
意味: 家庭が安定し健康でありますように。
クラッカー
掛け声: 「遍地黄金(ビェンディホアンジン)」
意味: どこもかしこも黄金で覆われますように。
まとめ
旧正月の時期になると同僚やお友達、家族ぐるみでみんなで「ローヘイ!ローヘイ!」とやると思います!
現地の文化を理解し正しい知識で交流を深めましょう。
シンガポール生活を引継ぎ満喫しましょう
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